人と自然環境の調和(サードステップ)

人と自然環境の調和

(サードステップ)


前回は、古き良き時代から日本で

親しまれてきた「梅の木」を例に、

漢方養生の「六養生論」「五臓」

についてお伝えさせて頂きました。


今回は、先に補足からお伝えします。


前回、「梅・梅干し」のクエン酸の

効果について少しお伝えしていましたが、

こうしたお話をすると、偏った捉え方に

なる場合があるので、先にお伝えします。


【 東洋医学的での「梅」の効能 】

・唾液などの分泌を促進し、

 口の乾きを納める


・肺の機能を回復させて、

 空咳を止める


・腸の機能を回復させて、

 下痢を止める


・回虫を弱らせ、腹痛を緩和する


【 現代研究での「梅」の効能 】


・胆道炎、回虫症などに効果がある


・広範囲の抗菌作業があるが、

 インフルエンザ、サルモネラ

 菌には効果が認められない


・クエン酸が血液中の乳酸などの

 廃棄物を分解し、水分と二酸化

 炭素にして排出する。


【 注意 】

・寒気を伴った節々の痛みがある

 風邪の時は汗をかいて治すのが基本


・汗をかきにくい人がウメを食べると

 酸味の収斂作用により余計に汗の

 出が悪くなる


・その際は長ネギ、ショウガが良い。


・血行の悪い人には、酸味は

 逆効果なので注意


出典:東洋栄養新書より


そして、前回からの続きとなる

「人と自然環境の調和」に入ります

前回のおさらいは、ここからです


漢方養生の基本の考え方として、

「五行説」という考え方があります


「五行説」では、

「木」「火」「土」「金」「水」

という5要素が基本となります。

そしてこの5要素は互いに、


・相手を生み助けて促進する

・相手を抑制しながらコントロールする


という二つの関係性があり、また、

その盛衰によって、天地万物が変化し

「循環」するという考え方が根底に

あります。


こうした考え方は、森羅万象に

起きる現象、また、人体の組織

器官、精神活動などの変化を

説明する際にも使われます。


という概念がある事を、覚えて

おいてください。


では、まず、その5要素を表した、

下記図を思い出して下さい。これが、

先程述べた、5要素の関係図です。



では、本題です。

まず、前回のおさらいをしながら、

「木」を基準に見ていきましょう。


・「木」は「土」から栄養素を取り入れる

  ↓

・「土」は「木」に栄養素を与える事で、

   バランス良く、克され健康な「土」に

     なります


・「土」は「水」を吸収し、栄養素を 

   自然界に循環させます

 ↓

・「水」は「土」に克され、水量・水質の

   バランスを保つ事ができます。


・「水」は「火」の力(猛暑、森林火災)を

  弱める事が出来ます。

  ↓

・「火」は「水」に克され、過度な温度や

   湿度を調整する事ができます


・「火」は「金」を和らげる力があるので

 人間が使う「斧」や金型道具を生み

    出します

 ↓

・「金」は森林を伐採する「斧」などを

   産み出し過剰となった森林を伐採し

   ながら、自然界のバランスを整えます


という風に、人もまた、自然界の一部で

あり、自然界のバランスを保つ役割

担っている事を、示しています。


また、この5要素のバランスが一つでも

崩れると、天災や人災を引き起こす

きっかけとなる事を覚えておいて下さい。


前回までのBLOGで記載したように、

自然界のバランスが崩れる

「森林火災」などが引き起こされれば、そ

の森林が原材料である、天然パルプ=

紙の原料が減少します


それだけでは、他国でも同じように

「ユーカリの木」が植林されているので、

大丈夫じゃない?と思いがちであり、

あまり身近に感じにくいと思います。


ですので、もう少し身近な例を

挙げながら、お伝えしてみますね。


森林火災があった場所では、新たに

「ユーカリの木」を植える事になります。

その際、「土」の栄養素のバランスを

保つ「木」と「水」の循環=

バランスが悪ければ、健康な

「木」は育ちません。


そのため「金」=人が使う道具=金型を

例にすると、エコカーなどではない

「車」が多い場所では、二酸化炭素の

排出量を軽減させる事も出来ず、森林に

よる循環も減ります。そのため、今以上に

急激な猛暑となる可能性が高くなります。


そうすると、「水」も「木」も「土」も

不健康となるため、「火」の力が強まり

「金」の廻りに貯まるはずの湧き水さえも

枯渇します。そうすると、砂漠化がおこり

ます。


砂漠化したその場所では「木」「水」

「土(土壌)」が減少するため「人」は

「水」のある場所へと移り住みますが、

農作物に必要な「水」は、「人」の生活

飲料水などが優先されるため、農作物に

使う水が減り、採取される量が減少

していきます。


その場合、他国から食料を輸入する事も

可能ですが、今回のように、各国が閉鎖

する事態も重なった場合はどうなりますか?


食料は常に輸入し、人々に分け隔てなく

届けるためのインフラが整ってる。そんな

国力がある国ならば何とか、対応できる

かもしれません。


ですが、そうした条件が揃っているのは、

先進国が多いですね。そうした先進国が

こうした有事の際、常に優先されれば、

どうでしょうか?ただでさえ、1食の

食事にも困窮している途上国は

一段と、困窮していきますね。


そうして、先進国が何事も優先

されればされるほど、途上国の

貧困や飢餓は悪化しますね。


そうした「社会の循環」を踏まえて

考えた時、オーストラリアの森林火災の

問題は「対岸の火事」として捉えて

良いでしょうか?


もちろん、今の私達の現状も踏まえると、

そんな事を考えている余裕はないかと

思います。


ただ、せっかく、こうした時間を頂いた

のですから、今の起こっている問題と

関係する事や、今後、私達だからこそ

出きる事を、もう少し、考えてみませんか?


そうして考えるには、死活問題の現状

もあり、難しい、または、まだまだ遠い

国の事と思われる場合は、もっと、

身近なお話しを例に考えてみましょう。


例えば、ここ数年、国内では水害の

災害が、多発していませんか?


記憶に新しい天災では、数年前の岡山県、

九州地方での集中豪雨による水害があり

ましたね。そうした被害に遭われた方々は

まだまだ、立て直しが出来ていないかも

しれません。


そして、今でも苦しいこの時期、

いつ?そうした災害も被る立場に

なるかもしれません。特に春を終え、

夏を迎えるまでには、集中豪雨が

起こりやすい、梅雨の時期を乗り

越えなければなりません。


そうした水害が起こる要因の一つとして、

地表のコンクリート化、植林が整って

いない問題、また、林業に従事する

人が減少した事による間伐材問題も

あります。


・地表のコンクリート化問題

 ↓

 自然の土壌が吸い上げる

 雨水の浸透率低下は、

 洪水や土砂崩れを早める


・新しい木が育っていない地域問題

 ↓

 「水」を吸い上げる「木」が

 減少しているため、下流への

 浸水を早める


・林業者の減少問題

 ↓

 「木」が密接して過剰に育つため

 「土」の栄養素と「水」が多く

 損なわれ(克され)、土壌に

 しっかりと根が張れず、乾いた

 「土」に根を張った「木」は

 豪雨で流れやすい


などの問題があります。

出典:林野庁


そして、そうした問題がある場所に

集中豪雨などによる水害が起これば、

必ず、市場では農作物が不足したり、

高値で販売されませんか?


そうした時、経済的に安定している、

または、何とか食べていけるだけの

仕事や、お金があれば、高値の食材

でも購入し、家族を食べさせる事は

できますね。


ですが、途上国では自分達の食を

削ってでも、私達、先進国に売るため、

また、農作物を作る土地を確保するため、

山を削り、森林を伐採し、木材を輸出

しています。


そのため、過剰に森林を伐採しすぎた為、

農作物が育たなくなる現象や、自然

火災なども引き起こし、砂漠化している

場所もあります。


そして、自身や家族が食べる農作物も

採れず、貧困による飢餓、教育格差

なども起こっています。


そんな風に他国で、砂漠化した土地が

広まれば広まるほど、人は「水」のある

場所、自然豊かな国や、インフラが整備

された場所へと移動して行きます。


ですが、そうした移動は、先程お伝え

した、5要素が崩れる原因でもあり、

新たな砂漠化を広める事に繋がります。


そうした問題を、先進国という恵まれた

国で暮らす私達も少しづつ、踏まえながら、

自国で出来る事から、考えて行くべきなの

かも?しれませんね。


そうした取り組みを、大手企業先や、

SDGsの取り組みが進んでいる企業先、

こうした情報を得やすい方々は既に

何か出来る事を始めていると思います。


ただ、どこか?何かのポイントや、交換

でないとなかなか実行できない、または、

実行したくても出来ない場合もありますね。


そんな時は、出来ていない事を責めずに、

まずは、ご自身の体調管理から始めて

みて下さい。


何故?なら「五行説」の考え方は、

冒頭でお伝えしたように、「人」の

心身にも関連した考え方だからです。


そして、「金」を司る「人」が、

自然界の「木」を沢山伐採する時は

どんな時でしょうか?


天然パルプの原料となる「ユーカリの木」は

「紙」「繊維」の原料でもありますね。


今回の、新型コロナウイルスの一件でも、

大量に最初に買い求め、備蓄したのは、

健康に関する必需品「トイレットぺーパー」

「マスク」です。


そうした「紙」の原料を少しでも、

偏って、消費しない様にするには、

健康的な体を維持する事が大切だと

思います。


また、どんな時、どんな事でも言える

事ですが、心掛ける時に大切なのは、

事前の準備や心構えですね。


また、日本は古来から風情のある「四季」

という季節を堪能しながら、「五行」の

5要素循環と、移り変わりを「五感」で

感じる事が出来ると思います。


そうした季節の移り変わりを感じ取る

「五感」という感覚を大切にする事は

「自然界との調和」にも繋がります。


だからこそ、「自然界との調和」を

心がけるには、前のシーズン(季節)

から、次の季節に対応した体づくりを

心掛ける事が大切なのではないでしょうか?


そうした身体づくりに大切なのは、

これまでのBLOGの中でお伝えしてきた

出来るだけ「身土不二」「地産地消」を

心がける事のように感じます。


そうした思いを大切にしながら、

他国や、国内の遠方に訪問するべき

時期と、そうでない時期、タイミングを、

もう一度考え直しながら、今は、大切な

家族との時間を愉しんでみて下さい。


「人と自然界との調和」では、一人一人が、

出来る小さな事、自宅や屋内にいながらも

出来る事を踏まえながら、健康な体づくり

から始めてみるのも、良いかもしれません。


もちろん、過度の過保護=こもりすぎ=

太陽の光を浴びないのは、悪循環ですし、

いつまで?という期限がない事から、

不安が募りますね。


また、次の季節に応じた、健康な

国創りには、行政の事前準備も勿論、

必要ですね。


特に、この現状の一山を乗り越えたと

思いがちな、5月を終えた後は、水害が

多発しやすい、6月という試練の時期が

また、やってきます。


そうした中、現在は、他国から、日本の

感染者抑制の評価が高まり、注目が集まって

いる事からも、日本の健康的な国創りも、

また、海外に期待されているはずです。


そうした期待に応えて下さる、強靭で

真摯な国創りを踏まえた英断に、エールを

送りながら、私達も、出来る事から考えて

行きましょう。



そうした国創りへの英断に繋げて行く

ためにも、私達が今、出来る事は何か?

という英知を、皆さまと一緒に、何かの

手段をこうじながら、える時間と

場所が、色んな形で生まれて行くと、

嬉しいですね。


現在の自粛は、遠い国の方々の健康も

保つ支援にも繋がるかもしれない?

国内の災害に遭われた方々を勇気づける

きっかけになるかも知れない?そう思い

ながら、今の厳しい自粛時間を乗り越えて

みましょう。


言葉だけでは、何もなりませんし、

綺麗ごとのようなお話しかもしれ

ませんが、私達家族が、火災に

遭った時も、やはり、健康である事が

一番大事だったと思いますので。


そして


少しでも皆さまの「笑顔」に

繋がればと思い、動画を創って

みました。


ほんの少しの思い合いの

「おすそわけ」で、少しでも

「笑顔の花」が咲きますように


Re-life/Produce By M☒A☒O

~ 日常の中の彩りと調和 ~ Fashion coordinator/designer ~ 日常の彩りと調和をあなたへ ~ 人にも環境にも優しいFashion/Life style Designを提案。人・モノ・コト創りの本質を探求。

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